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職業: 東京/ 世田谷/ 用賀の税理士 映画批評日誌
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「完璧な映画作家」のための映画防衛技術論
 映画会社を設立する人、映画会社に出資する人、映画会社を経営する人など、デジタル・インターネット時代において新たな潮流が生まれつつあります。
 映画を作るということは今まで特殊な環境でごく限られた人たちがその実務を行っておりましたが、デジタル・インターネット時代においては1億総映画監督もありえる話でしょう。
 映画監督とは、映画を撮る人ではありません。映画を実際撮る人は撮影監督であり、フィルムを装てんするのは撮影助手が通例となっております。このように各専門職のチェック役、船長が映画監督であり、いわば社長、CEOであります。
 その下で働く専門職や俳優によって映画は作られているといっても過言ではありません。
 また、出資者・株主は映画の場合、いわゆる大規模映画会社やテレビ局の映画部門などでしょう。それ以外にも外国では国自体が出資してくれたり、さまざまです。
 国自体が出資する場合、例えば徴兵がスムーズにいくように、若者に格好良く戦場に行くことを促す映画などが作られる可能性もありますし、エンタテインメントの姿をもって意図を達成しようとするエネルギーが働くこともありうるでしょう。また、企業にとっては、物を売るための意図をもって映画が作られることもありますし、映画=広告である映画もあるでしょう。
 さまざまな意図を持って映画は作られております。

 しかし、ここではそのような広義の映画を極端に狭めていきます。ここで言う映画技術とは「完璧な映画作家のための映画技術」であって、映画技術=「完璧な映画作家が撮影・編集その他技術に目配りして、各専門職業人の自主性によって作家性を損なわないための防衛としての知識」といえるのです。
 これは出資者にとっても、各専門職が恣意的な意図により、制作費を浪費したりすることを管理する知識、防衛ともいえるわけで、その意味での「映画技術」を考えるというのが、このブログの「映画技術」のテーマとします。

「完璧な映画作家」の定義はトリュフォーによれば、

・大衆的な商業性をおびている
・最も前衛的な実験精神・・・(若気のいたりのきわどい性描写や短絡的な実験ではない)

(参考文献)
定本 映画術―ヒッチコック・トリュフォー
フランソワ トリュフォー 山田 宏一 蓮實 重彦 / 晶文社
ISBN : 4794958188




 このようなことをなぜ私が勉強するかといえば、私もWEB映画会社を作り上場させるという野望があるからであって、チャンスが無くて埋もれた才能を持つ人の面白い映画が見たい、現状の映画には飽きてしまってつまらないなどの原因があります。
 しかし、そのような才能があっても技術やお金でつまづくことが多いのが現状であり、また恣意的な審査員によるコンテストなども、その受賞作を見ると、首をかしげたくなる作品が多く、本当に才能有る人が別の職業で成功してしまっているのではないかと私には思われるのです。
 また、才能有る人がチャンスをつかんだとしても、スタッフの隠れた意図や製作サイドの恣意的な意図によって映画作家性が損なわれ、映画作家が隅々まで管理しきれず、興行的にも失敗するというケースが生まれることもありえます。
 ここで言う映画技術とは前述したように「完璧な映画作家」のための映画技術であって、通常の映画作品の技術とは目的が違います。
 「完璧な映画作家」が郵便配達員にいた場合、「完璧な映画作家」がダムの現場作業員にいた場合に、彼らに作家性を損なわず、スタッフの意図から作家性を防衛しつつ映画を作ってもらう、そのような「映画作家」の「商業」に投資する人のための防衛知識としての「映画技術」を考えてみるという試みです。


 
by oshiba5555 | 2005-04-09 23:32 | 映画技術
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